恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「それは、いい。
蓮、さっそく一ノ瀬さんと婚約しろ!!
元々お前は、そうなるはずだったんだ!」
その案に嬉しそうに乗ろうとする蓮の父親。
「はぁっ!?しかし、俺は…」
「黙れ!!誰のせいで
こうなったと思っているんだ!?
家のためにも婚約するんだ!」
蓮先輩の意見を聞き入れようとしなかった。
「……。」
「そうよ…私達は、元々結ばれる運命なんだから」
麗香さんもそう言い寄ってきた。
「へぇ~良かったじゃん。蓮」
ニヤニヤ笑う景吾先輩。
だが、その時だった。
「その話、ちょっと待ったー!!」
「…えっ?」