恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「皆、先輩に戻って来てほしいと願っています!
学園や会社に必要な人は、
そういう人ではないですか!?」
「皆を仕切れて信頼されている人が、
必要なんだと思います!
お願いします」
私は、深々と頭を下げた。
『俺達からもお願いします』
皆も一斉に頭を下げる。
「お前達…」
「しかしだな…」
そうしたら蓮先輩が
「俺からもお願いします!
俺は、誰も信じなかった。でも、今は
こいつらのために居たいです!」
一緒になって頭を下げてくれた。
『お願いします!!』
皆は、もう一度頭を下げて頼んだ。
「……。」
「…もういいのではないか?」
「…兄さん!?」