恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「あ、はい」
緊張気味に返事をすると席に向かうため
歩き出した。
すると男子生徒達は、
チラチラとその女の子を見ている。
そして、
私の後ろに座った。
私は、ワクワクしながら後ろを見て
「私、倉田七海。よろしくね」
自己紹介した。
「はい。よろしくお願いします」
ニコッと恥ずかしそうに挨拶をしてくれた。
うわぁ~性格も良さそう。
仲良くなれるかも
感じの良さそうな子にホッとした。
そしてチャイムが鳴ると
明里と一緒にその子に話しかけた。
「えっと~二階堂さんって前
何処の学校に行っていたの?
それと足どうしたの?
少し引きずって包帯しているけど
怪我でもしたの?」
「えっと…色々と転々としていて
前は、千葉の高校に。
足は、昨日ちょっとコケた時に
捻っちゃいまして…」