恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「あれ?君は…昨日の」

蓮先輩も花菜ちゃんに気づいた。

えっ!?
やっぱり知り合いなの?

「あっはい。昨日は、危ない所を助けて下さって
ありがとうございました」

花菜ちゃんは、頭を下げた。

「お知り合いですか?」

森安先輩が聞くと

「あっあぁ。昨日言っただろ?
見回りするって。
その時に変なヤクザみたいな男達に追われててな。
助けたんだ」

「あぁ…」

「蓮先輩が助けたんですか?」

私が尋ねると

「まぁーな。それより足は、どうだ?
まだ、痛むか?」

蓮先輩は、しゃがみながら足を見る。

「あ、はい。あれから
少し腫れて痛みますが…何とか大丈夫です!」

頬を赤くなりながら言っていた。

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