恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「そうか…俺がぶつかったせいで、悪かったな。
何かあったら言え。力貸すから」

「いえ…こちらこそ。
助けてくれたばかりか心配まで
ありがとうございます」

花菜ちゃんは、赤くなりながらお礼を言う。

「……。」

ズキッと胸が痛んだ。

「なんかあの2人。いい雰囲気なんだけど
大丈夫なの?七海」

明里は、コソッと私に耳打ちをする。

「別に…そんな関係でなないし」

そう言ってみたものの
本当は、気になって仕方がないし…なんか嫌だ。

「君は、転校生だったのか?」

「はい。1年の二階堂花菜と言います。
あっえ~とお名前は?」

「俺は、高遠寺蓮。ココの生徒会長だ」

「高遠寺って…あの高遠寺財閥の!?
しかも、生徒会長なんて…凄いですねぇー!!」

花菜ちゃんは、驚きながら言った。

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