恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「そうですか。あっもうこんな時間。
じゃあ、私は、そろそろ帰りますね」

花菜ちゃんは、そう言いベンチから
立とうとした瞬間

ガクッとよろめいて倒れそうになった。

「キャアッ!!」

「危ない!!」

蓮先輩は、とっさに受け止めた。

「あっ!!すみません。
足が、まだ治って無いから」

花菜ちゃんは、真っ赤になる。

ふぅ…と蓮先輩は、ため息を吐いた後

「気をつけろ。
捻挫は、ひねりやすいからな。
家は、昨日の所だな…なら
ついでに送って行ってやるよ!」

「えっ!?いえ…そんな、迷惑かけられません」

「なに、ついでだ!
捻挫させたのは、こっちだしな」

そう言い花菜のカバンを持った。

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