恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
何よ…自覚ないってわけ!?
信じられない。
「今だってしているじゃない!!
何よ!?私には、名前すら
ちゃんと呼んでくれないのにさ
先輩の馬鹿!!」
私は、泣きながら怒鳴ると
生徒会室から出て行ってしまった。
バタバタッと走っていく。
「おい!!?」
「あ~あ、会長やっちゃった!!」
「これは、修羅場だね」
「原因は、お互いの嫉妬ですか…」
皆は、呆れながら言っていた。
「おい。何で俺が、嫉妬なんて
くだらないもんをしないといけないんだ?」
ギロッと周りを睨みつけた。
ビクッ!!
周りは、一瞬にして凍りついた。