恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

するとクスクスと笑いながら
誰かが入ってきた。

「それを人は、嫉妬って言うんだよ?」

そう言いながら入ってきたのは、
景吾先輩だった。

「景吾…お前。何の用だ!?」

機嫌悪そうに言う蓮先輩。

「何って失礼だねぇ~せっかく
いい情報入手してきたのに」

「…何か分かったのか?」

「まぁね。
感謝しろよ…?」

そう言うと蓮先輩の耳元でコソッと話す景吾先輩。

驚いた表情をする。

「……何っ!?
それって本当なのか?」

「あぁ…間違いない。
疑うのなら自分で確かめてみたら?」

ニヤッと笑うと

「……。」

黙ったままの蓮先輩だった。

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