恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

するとハッと気付く。

蓮先輩と森安先輩こちらに向かってきたからだ。

「まったく…何て
くだらない物をまき散らしているんだ!?」

森安先輩は、呆れ返っていた。

「……。」

黙ったままその写真を見ている蓮先輩が、
何だか表情が怖い。

そうしたら

ひょこっと顔を出した花菜ちゃんが

「あ~七海ちゃんって
お兄ちゃんと付き合ってたの!?」

驚いた表情をしながらそう言ってきた。

ズキッと胸が痛んだ。

「花菜ちゃん!?」

「何だー付き合っているなら
付き合っているって言って欲しかったのに。
お兄ちゃんも七海ちゃんも
教えてくれないなんて水くさいなぁ~」

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