恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「違うの…付き合ってるなんて…とんでも無い」

私は、慌てて否定するが
言い訳をしてるような雰囲気になった。

違う……。

「えっ?でも…この写真って
そういう意味ではないの?」

「七海、いいから向こうに行くよ!
そんなくだらない写真に
いつまでも惑わされていたらダメよ!!」

そう言い私の手を強引に引っ張る明里だった。

「えっ明里!?」

あっという間に連れ出されてしまう。

「……。」

黙ったまま私達を見る一同。

「私…また、余計な事を言っちゃったのかなぁ…?
どうしよう…嫌われちゃったら」

心配な表情をする花菜ちゃん。

「そうよ!あなたは、言っていい事と
悪い事の区別も出来ないの!?」

美久先輩は、怒った。

「…ごめんな…さい」

花菜ちゃんは、泣き出した。

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