恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

その頃。
七海と明里は、バタバタッと走っていた。

「ハァ…明里?」

息を切らしながら立ち止まった。

「いい?あんたは、私の親友なんだから。
何があっても七海の事を信じる。
だから、ちゃんと正直に言いなさい!
これ何があったの?」

明里は、強い口調で言ってきた。

明里……。

「…うん。実は…」

そう言いあった事を全て話した。

「…知らない間にそんな事が…!?
あんたモテるわねぇ~」

驚かれてしまう。

「違うわよ…モテてるとかそんなんではないし。
別に二階堂さんに告白された訳ではないし
でも…どうしたらいいか…」

これじゃあ、誤解されたままだし…。

自分でもどうしたらいいか分からない。

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