恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
えっ…?
「あの兄弟って…?」
「まさか、二階堂兄妹の事?」
明里も不思議そうに聞いてきた。
「そんな…そんな訳が無いじゃない。
2人共いい人なのに…」
「…でも…」
六崎先輩は、そう言っていたが
私は、信じたくなかった。
何かの勘違いに決まっている。
だって……。
何だかざわざわと胸騒ぎがした。
その頃。
そんな私の心配をよそに蓮先輩は、
花菜ちゃんに
「おい、日曜にちょっと付き合ってくれないか?
花菜に見立てて欲しい物があるんだが」
「えっ?…はい。
私に任せて下さい」
花菜ちゃんは、嬉しそうに喜んでいた。