恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「大丈夫だ!ってか
美久…お前も何やってんだ!?
倉田を気にかけろと言ったが一緒に
尾行しろなんて言ってねぇーぞ!?」

「だって気になるじゃん。
女の子は、デリケートなのよ!
何かあるのなら突き止めないと…」

三永先輩に対して美久先輩は、そう言った。

「だからと言って、こんな危ないマネしゃがって
俺が居たから良かったけど
何かあったらどうするんだ!?」

「だって、まさかヤクザに絡まれるなんて
誰も思わないわよ!?」

「はぁ~少しは、美久も危機感ぐらい持てよ。
倉田だけでも厄介なのに…」

三永先輩は、呆れたように言った。

「大丈夫よ!
私、七海ちゃんよりドジではないし」

はい?

ちょっと、2人共…それ失礼じゃない!?

ムスッとするが
それより気になるのは…2人がやけに親しそうだ。

「2人共…仲いいんですね?」

思わず尋ねてみた。

さっきから下の名前で、呼んでいるし

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