恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

緊張しながらも
コンコンと生徒会のドアをノックした。

「はい、どうぞ」

中から人の声がした。

「し…失礼します!!」

恐る恐るドアを開けると
生徒会室には、雅先輩以外の生徒会の
メンバーが揃っていた。

「君は、誰だ?」

ビシッと制服と眼鏡で
キメた男子生徒が、こちらを睨んできた。

ビクッと肩を震わした。

「あっあの…」

「あっこの子って校内新聞に載っていた子だよね?
右側の子が特に可愛いかったから覚えてる」

すると明るい感じの女の先輩が
そう言ってきた。

「あっ1年C組の倉田七海です!
これを渡しに来ました」

恥ずかしそうになりながらも
推薦状を差し出した。

心臓が高鳴りっぱなしだ!!

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