恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「はいは~い。ってか。
それより、もうすぐだね。七海の誕生日」
「うん。夏休みになっちゃうけどねぇ~。
慣れてるけどさ」
丁度私の誕生日は、
夏休みが始まる頃になってしまう。
「いいじゃん。
いつも誕生日パーティーするし
私も祝ってあげるからさ」
明里は、そう言って笑ってくれた。
クスッと私は、笑う。
「えへへ、ありがとう」
明里に祝ってもらえるのは、嬉しい。
そして話をしながら
教室に入ると
「七海ちゃんと明里ちゃんおはよう」
花菜ちゃんが挨拶してきた。
花菜…ちゃん。
昨日の事を思い出し複雑な気持ちになる。