恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「はいは~い。ってか。
それより、もうすぐだね。七海の誕生日」

「うん。夏休みになっちゃうけどねぇ~。
慣れてるけどさ」

丁度私の誕生日は、
夏休みが始まる頃になってしまう。

「いいじゃん。
いつも誕生日パーティーするし
私も祝ってあげるからさ」

明里は、そう言って笑ってくれた。

クスッと私は、笑う。

「えへへ、ありがとう」

明里に祝ってもらえるのは、嬉しい。

そして話をしながら
教室に入ると

「七海ちゃんと明里ちゃんおはよう」

花菜ちゃんが挨拶してきた。

花菜…ちゃん。

昨日の事を思い出し複雑な気持ちになる。

< 314 / 392 >

この作品をシェア

pagetop