恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「何か用事あったらまた言ってね?」
花菜ちゃんは、ニコッと笑った。
その笑顔を見るのが…なんだか辛い。
モヤモヤする。
そう思ってしまう自分も嫌。
「…七海…」
何だか気持ち悪くなってきた。
「ごめん。気分が悪いから
保健室に行って来るね。なんか熱っぽくて」
私は、そう言った。
「えっ?大丈夫!?」
「…うん。寝ていたら治ると思う」
「七海、私も一緒に行こうか?」
明里は、心配そうに言ってきた。