恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

そうしたら

「二階堂君。ちょっと待って!」

慌てて止めたのは、お兄ちゃんだった。

「何ですか?別にわざわざ言われなくても
辞めますよ…こんな所」

「いや。君は、七海の事を
本当に利用していただけなのか?
俺には、そうには見えなかったが…?」

「…利用ですよ!それ意外何も感じない」

それだけ言うと去って行った。

お店から出ると立ち止まる。

「あんな…利用価値しかないヤツ…」

顔を隠すが少し赤らめながら
引きつった表情をする二階堂さん。

その頃。

七海は、三永のバイクに乗って走っていた。

(蓮先輩…)

私は、不安と焦っていた。

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