恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「…あぁ…」

飲み物に口をつける蓮先輩。

それを見ながら
クスッと笑う花菜ちゃん。

「ねぇ…先輩。
この部屋ある人に借りたんです」

「誰に…?」

「ヤクザの親分。
私…卒業したら借金の代わりに
その人と結婚する事になったんです」

花菜ちゃんは、少し寂しそうに言った。

「ヤクザの親分?
いいのか…それで?」

蓮先輩は、驚いた表情していた。

「…よく無い。
私…結婚するなら好きな人と結婚したいんです!」

そう言いながら蓮に抱きついてきた。

涙を流しながら

「花菜…!?」

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