恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「えっ…?」

花菜ちゃんは、不思議そうに首を上げ
蓮先輩を見た。

「お前…俺に隠してる事があるだろう?」

「えっ…どういう意味?私…何も…」

すると蓮先輩は、花菜ちゃんを
無理やり剥がした。

「嘘つくなよ!
お前の企んでる事は全部知っているんだぞ?」

「な、何を言っているんですか!?」

「お前の会社…九条グループの事なら全部調べた!
もちろん、兄貴の事やヤクザの事もな」

「……!?」

驚いた表情する花菜ちゃん。

「今頃、清四郎達が七海家に行って
証拠のディスクを見せて公表するだろう。
お前らの巧みは、もう終わりだ!」

蓮先輩は、そうキッパリと言い切った。

「……。」

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