恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

蓮先輩は、ベッドで上半身を淫らに
脱がされて花菜ちゃんに押し倒されていた。

(蓮先輩…)

「花菜ちゃん……やめて!!
蓮先輩に変な事しないで!?」

私は、花菜ちゃんを止めた。

「七海ちゃん違うの…蓮先輩が
私を無理やり……脅してきて」

「花菜ちゃん…嘘を言わないで!
何で、こんな事を…。
全部。二階堂さ…ううん。
あなたのお兄さんから聞いたわ」

本当は、こんな事を信じたくなかった。

花菜ちゃんを友達だと思いたかった。

「そう…なら大人しく
向こうに行っててくれないかしら?
撮影の邪魔よ!」

花菜ちゃんは、クスッと笑うと
一瞬で冷たい表情になった。

その表情は、私の知っている
花菜ちゃんではなかった。

「…花菜ちゃん…」

「あら?ボディーガードの連中は、
何処に行ったのかしら?
早くこの女を追い出したいのに…」

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