恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

どうしよう。

このままだと蓮先輩が…。

(そんなの絶対にダメ!!)

私は、慌ててビデオカメラを持ってる人に
取り返そうと向かった。

「倉田!?」

「何、無駄な事しているの?
大人しく諦めなさいよ!?」

「嫌…絶対に嫌!!」

拒まれるが必死取り返そうとする。

絶対に取り返す。

「…七海…」

「何で、そんなにムキになるのよ?
こんな男…嫌いになったのではなかったの!?」

そう言う花菜ちゃん。

違う…。

「私は、蓮先輩の事が好きだもん。
好きだから…ヤキモチ妬いただけ。
だから、こんな事をして欲しくない!!」

泣きながらも必死に本音をぶつけた。

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