恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「……。」

私は、唖然とする。

意味が分からない。

これは、一体何が起きているのだろうか?

すると蓮先輩は、私のところに来た。

「蓮…先輩?」

「七海…お前やっと
俺の気持ちを素直に言ったな」

「えっ…?」

「結構。苦労したんだぜ。
お前に言わせるように仕向けるの。
まったく…変な所で強情だし」

呆れたように笑う蓮先輩。

それって…どういう事!?

「意味がよく分からないのですが…?」

私は、パニックになりながら質問した。

「だから、兄貴は、お前に
ヤキモチを妬かすために
あの女を利用したって事だ!
気づけよ…アホ」

三永先輩が横から口を挟んできた。

< 356 / 392 >

この作品をシェア

pagetop