恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
蓮先輩は、私を見つめながら
「…悪い。でも、良かった。
お前が、ちゃんと気持ちを言ってくれて」
ドキッと大きく心臓が高鳴った。
「蓮…先輩…」
「ちょっとー!!
勝手に2人で盛り上がらないでよ!?って事は…何?
私は…ただの利用するために
噛ませ犬にしたってわけ!?」
怒鳴り散らす花菜ちゃん。
そうしたら
「だから、最初からそう言っているだろ?」
花菜ちゃんを睨みつける蓮先輩。
「俺もお前の兄貴を警戒していたが
まさかこんな卑怯な手を使うなんて
思いもしなかった。
まぁ、兄貴の方が上手だったな。
いい加減に安念しろよ!」
三永先輩は、そう言ってきた。
「くっ…どいつもこいつも
私の事を…バカにして」
「それに…俺、女好きだけど
男に手を出す気なんて、さらさら無いから」
はい?
今なんて…?