恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

蓮先輩は、私を見つめながら

「…悪い。でも、良かった。
お前が、ちゃんと気持ちを言ってくれて」

ドキッと大きく心臓が高鳴った。

「蓮…先輩…」

「ちょっとー!!
勝手に2人で盛り上がらないでよ!?って事は…何?
私は…ただの利用するために
噛ませ犬にしたってわけ!?」

怒鳴り散らす花菜ちゃん。

そうしたら

「だから、最初からそう言っているだろ?」

花菜ちゃんを睨みつける蓮先輩。

「俺もお前の兄貴を警戒していたが
まさかこんな卑怯な手を使うなんて
思いもしなかった。
まぁ、兄貴の方が上手だったな。
いい加減に安念しろよ!」

三永先輩は、そう言ってきた。

「くっ…どいつもこいつも
私の事を…バカにして」

「それに…俺、女好きだけど
男に手を出す気なんて、さらさら無いから」

はい?

今なんて…?

< 358 / 392 >

この作品をシェア

pagetop