恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「ち、違うわ。
私は、九条花菜よ!!」

花菜ちゃんは、叫んだ。

すると蓮先輩は、クスッと笑った。

「あ、そっか…。
お前は、女になりたかったんだけ?
花菜として」

そう言い1枚の写真を見せた。

写ってたのは、昔の男の子だった時の
花菜ちゃんの写真だった。

あれが花菜ちゃん!?

「くっ…何でそれを…!?
そうよ…私は、小さい頃から女になりたかった。
だから、海外に行って手術だってしたわ」

「…花菜ちゃん」

嘘っ……花菜ちゃんは、本当は、
男の子だったの!?

「お前の方なんじゃねぇーの?
知られたく無いものがあるのって…」

「…そうよ!絶対に知られたくない秘密よ!
悪い!?
言いたいのなら言いなさいよ!!」

「蓮先輩…?」

私は、不安そうに蓮先輩を見た。

< 360 / 392 >

この作品をシェア

pagetop