恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「ち、違うわ。
私は、九条花菜よ!!」
花菜ちゃんは、叫んだ。
すると蓮先輩は、クスッと笑った。
「あ、そっか…。
お前は、女になりたかったんだけ?
花菜として」
そう言い1枚の写真を見せた。
写ってたのは、昔の男の子だった時の
花菜ちゃんの写真だった。
あれが花菜ちゃん!?
「くっ…何でそれを…!?
そうよ…私は、小さい頃から女になりたかった。
だから、海外に行って手術だってしたわ」
「…花菜ちゃん」
嘘っ……花菜ちゃんは、本当は、
男の子だったの!?
「お前の方なんじゃねぇーの?
知られたく無いものがあるのって…」
「…そうよ!絶対に知られたくない秘密よ!
悪い!?
言いたいのなら言いなさいよ!!」
「蓮先輩…?」
私は、不安そうに蓮先輩を見た。