恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

その小包の中は、
前に花菜ちゃんと見ていたネックレスだった。

ってきり、花菜ちゃんに
プレゼントするものだと思っていた……。

えぇっ!?

何で…私に…?

「先輩…これって…」

そう言いかけると

「それ…花菜に見立ててもらったんだ。
女は、どんなのが好きか分からねぇーし」

頭をかきながら言う蓮先輩。

照れている様子だった。

何だ…。

そっか…私のために選んでくれたんだ。

「おい、何で泣いているんだ!?」

「だ、だって嬉しいんだもん。
蓮先輩…花菜ちゃんばかりだったから
私の事なんて忘れられているみたいで
寂しかったから……」

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