恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
しばらくして
花菜ちゃんが学校を辞めることになったらしい。
最近休んでいたし
海外の学校に戻るなんて知らされて
無かったから驚いた。
花菜ちゃん…。
あの事件の後だから仕方がないとしても
それだと悲しい。
「…いつ出発するんですか!?」
担任の先生に尋ねると
「今日の午後2時の便に乗るって聞いているが…」
午後…2時であんまり時間がないじゃない。
「分かりました!
ありがとうございます」
「っておい、倉田!?」
担任の先生の言葉を無視して
私は、慌てて職員室から飛び出した。
バタバタッと廊下を駆け出し
向かった先は、クラスだった。