恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「どうした…?元気が、ないな?」

心配そうに言うと

「別に…悪い事ばかりではなかったから…ついね」

花菜ちゃんは、寂しそうに呟いた。

「…忘れろ。あんな奴ら…」

「…うん」

頷き行こうとした時

「花菜ちゃん!!」

そう呼ぶ声が聞こえてきた。

花菜ちゃんは、驚いて振り返った。

「えっ…七海ちゃんに…明里ちゃん!?」

「七海…ちゃん!?」

二階堂さんも驚いていた。

私と明里は、息を切らしながら
花菜ちゃん達の前まで走った。

「良かった~間に合った~」

< 373 / 392 >

この作品をシェア

pagetop