恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
その様子を見ていたのは、
七海の兄・優一だった。
「どうしたんだ?
七海の奴?」
「あっ優一さん。
まだ、高校生活が始まったみたいだから
疲れているみたいよ」
「ふ~ん。無理しないといいが…」
心配そうにする兄ちゃん。
私は、自分の部屋に行くとそのまま
ベットにダイブした。
「いろんな意味で…疲れた」
こんな生活をこれから毎日
送るとなると怖い。
スパイなんて……嫌だよ。
そう思っていたら
スマホが急に鳴り出した。
「こんな時に誰よ~?」
そう言いながら渋々起き上がると
スマホを見てみる。