恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
想像するだけでも涙が出てくる。
何とか逃げられないだろうか?
するとコンコンとドアを叩かれた
ビクッ!!
「七海~お風呂に出たらさーって
何、お前泣いているのか!?」
「…お兄ちゃん!?」
「何?七海どうかしたのか!?
言ってみろ…兄ちゃんが、どうにかしてやるから」
慌てたように尋ねてきた。
まずい……変な心配かけちゃう。
「あ、いや…目にゴミが入っただけだから。ごめん」
「本当か?そういう風には、見えないが。
無理はするなよ?」
「本当、本当。
も~相変わらずお兄ちゃんは、心配性なんだから」
私は、苦笑いする。