恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「どうしよう。確かにココに置いておいたのに
それが、無いと読めない!!」

カバンをひっくり返しながら言う。

「ねぇ、本当にココに置いたの?
他の場所にあるんじゃない?」

明里も一緒に探してくれたがない。

「そんなはずは……とりあえず。
向こうも探してみるから明里は、
もう先に行ってて」

「でも、私もギリギリまで探してあげようか?
どーせ列ぶの後ろの方だし」

「大丈夫。ありがとう」

私は、明里に先に行ってもらうと
1人で廊下や置いてそうな場所を探した。

(無い。あっちかなぁ…?)

ゴミ箱でもないみたいだし。

「あれ?倉田さん?」

後ろからあの声が聞こえてきた。

ドキッと心臓が高鳴った。

この声は……どっち!?

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