恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

泣きそうになっていると

「おっおい!!」

えっ?

振り向くと三永先輩がこちらに向かって
走ってきた。

「…あの…何ですか?」

「お前さっきから何探しているんだよ?
一緒に探してやるから早く終わらせろ!」

そう言い探し始めた。

「…えっ?一緒に探してくれるんですか?」

「別に…兄貴が『発表会が台無しになったら
推薦した俺が、恥をかく。
さっさとあいつを連れて来い!』と言われたからだ」

まさか蓮先輩が!?

蓮先輩が私のことで
気にかけてくれたのに驚いた。

「で、何探してんだよ?
さっさと言えよ…めんどくせ~な」

頭をかきながら言う三永先輩。

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