恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「そうだね…もうすぐ倉田さんの番なのに…」

心配そうにする二宮先輩と美久先輩。

まだ私は、到着していなかった。

「フン。どーせビビって逃げたんだろ?」

森安先輩は、呆れた表情をしていた。

「七海ちゃんは、そんな人では無いわよ」

「……。」

雅先輩も心配そうな表情をしていた。

そうしたら
先にしていた大橋先輩のスピーチが終わり

『次は、月(ルナ)に就任した
倉田七海さんのスピーチです。倉田七海さん?』

「あの…少し待ってもらえないでしょうか?
彼女は、今ちょっと席を外しているので」

そう言いフォローする雅先輩。

『はぁ…しかしですね…』

司会者の人も困った顔をしていた。

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