恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「……三永先輩……」

私は、三永先輩に助けを求めた。

「怪しいなぁ~?そんなにかばったりして…」

「ってか、その子すげぇ可愛いじゃん。
こんな奴より俺らと遊ばねぇ~?」

ヤンキー達は、私をジロジロと見ながら
言い寄ってきた。

「うるせぇ!!こいつに手を出すな」

三永先輩は、私をかばいながら
怒鳴りつけた。

どうしよう……。

すると三永先輩は、震えている私に

「大丈夫だ!兄貴から言われてんだ。
『こいつは、俺のもんだから指一本
他の奴らに触らせるな』って…」

コソッと教えてくれた。

ドキッと心配が高鳴った。

「えっ…蓮先輩が!?」

(嘘……信じられない)

< 92 / 392 >

この作品をシェア

pagetop