恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「ったく、誰が覚えてるかつっーの!!
おい、大丈夫か?」
三永先輩が私に声をかけてきた。
「は、はい。何とか……」
凄く怖かったけど。
まだ身体がガタガタと震えていた。
「ならいいが。しかし
はぁ~疲れた。まだ、3人で良かったけど…」
そう言いながら肩をぐるぐると回す
三永先輩。
頬には、殴られた痕があった。
大丈夫かしら?
「先輩こそ大丈夫ですか?」
「平気だ。これぐらい」
三永先輩も心配だが
それよりも気になることが……。
「あの……さっきの蓮先輩の言ったこと
もう1回聞いてもいいですか?」
助けてもらった。
そうそうこんな事を聞くのも悪い気がするけど
凄く気になった。