恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「そ…そんなことは無いよ…ありがとう」

雅先輩は、ちょっと照れたように
頭をかいていた。

その姿は、蓮先輩と違い
なんか可愛いらしく感じた。

クスクスッと思わず笑ってしまう。

「アハハッ…じゃあ、失礼するよ!
悪かったね」

そう言うとソッと頭を撫でて笑顔で
行ってしまった。

ボーと見惚れていたら

「見ーちゃった!!」

ニヤニヤ笑う美久先輩と大橋先輩と二宮先輩。

えぇっ!?

「…せ、先輩達!?」

「青春だねぇ~ラブラブな雰囲気だし」

「ち、違います!
そんなのではありませんから」

慌てて否定する。

< 97 / 392 >

この作品をシェア

pagetop