君と特別な日を過ごす方法 ~長谷川誠の苦悩~
特別な日の前には試練は必須?天然小悪魔の誘惑
あの日以来、また発生したバクに対応すべく、俺は仕事にのめりこんで行った。
自分で作りあげていく面白さ、うまく行かない個所を修正してうまくプログラムが動き出したときのうれしさ。
そんな事を思う俺は、この仕事は転職だったように思う。
親父の立ち上げた会社に無理やり入った訳でもなく、本当にこの仕事がしたかった俺はついていたのかもしれない。

そんな事を思いながら、バタンとベッドに倒れ込んで、そのまま意識を失うように眠りについたのは何時だった??
ブラインドすら締めなかった窓から、眩しい朝の光が差し込んで目が覚めてしまった。

もう少し眠れるはず……時計を見るとまだ6時前。昨日会社をでたのが深夜の1時だったから……。
あ……眠い……。

手を伸ばしてリモコンのスイッチを押して、そのまま俺は枕に顔を埋めた。

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