生真面目先生のちょっと大人の恋の話
14
長い長い一日が過ぎていく。

今日学校では、将人と顔を合わせる事がなかった。

本格的に授業が始まって私が忙しくなった上に、将人が担任室にやって来ないからだ。

私はその事にホッとする。

そして昼休み。

私は保健室に向かうのもバツが悪くて、どうしようかと考えながら廊下を歩いていた。

「朝弥。」

私を呼ぶ声に振り返ろうとした時だった。

私は腕を掴まれ、引っ張られる。

「将人、辞めてよ。」

私は抵抗するが、将人の力の強さにそれは無駄だった。

そして校舎の端にある談話室に押し込まれた。

将人はドアの内鍵を閉める。

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