生真面目先生のちょっと大人の恋の話
そして吉永先生の胸に飛び込む。

今までの自分では考えられない行動。

でも…、それ以上に驚いた様子の吉永先生。

不意打ちの私の行動に、少し身体も表情もぐらつく吉永先生。

「…朝弥、どうした?」

見上げた私の顔をまじまじと見る吉永先生。

「自分でも分からない。でももう少し一緒に居たいと思ったの。吉永先生も
同じ気持ちだと思ったら、身体が動いていた。」

「朝弥。」

「えっ?」

「その吉永先生って呼ぶの辞めろ。」

「えっ?」

「この状況で、先生と呼ばれるのはとても恥ずかしい。」

う~ん、吉永先生の下の名前ってなんだっけ…。

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