生真面目先生のちょっと大人の恋の話

「さっきから吉永先生ののろけ話を聞かされているような気がする。」

福田先生が言葉を挟む。

もっと将人の話を聞きたいな。

私はついそんな事を思ってしまう。

やっぱりまだまだ私は将人の事を知らない。

こないだまでその事をそれ程気にならなかった私だったが…。

何となく今日は気になって、もっと聞きたい。

きっと私は将人にどんどん引かれている…、間違いなく。

彼の事を知れば知るほどに。