憧れのアナタと大嫌いなアイツ
花流と2人で片付けを終わらせ搬入口で待っていると
「お待たせ」
ポンと肩に置いたパパの手に握られている白い紙が目に入った
「あ、それって」
「あぁ、そうさ」
スッと目を細めたパパは心待ちにしていたモノをマジシャンの様に目の前で広げて見せた
「ありがと〜パパ」
大袈裟に両手を広げて抱きつくと
「おいおい」と言いながらも背中に回した手がトントンとリズム良く宥めるように動いた
「んで収穫って名刺だけ?」
背中に打つかる花流の声にパパに抱きついたまま首だけ振り返ると
「藤堂鷹也か」
いつの間に手にしたのか名刺をヒラヒラさせて気怠そうに微笑む花流と目が合った
「あ〜それ私の」
パパの腕の中から抜け出すと蝶のようにヒラヒラ揺れる名刺を取った
「名前もカッコイイよね?藤堂鷹也・・・素敵」
緩ませた頰のまま見上げるとハァと溜め息をついた花流は
「はいはい、花乃の一目惚れね」
頭をポンポンと撫でるとクスッと笑った
「お待たせ」
ポンと肩に置いたパパの手に握られている白い紙が目に入った
「あ、それって」
「あぁ、そうさ」
スッと目を細めたパパは心待ちにしていたモノをマジシャンの様に目の前で広げて見せた
「ありがと〜パパ」
大袈裟に両手を広げて抱きつくと
「おいおい」と言いながらも背中に回した手がトントンとリズム良く宥めるように動いた
「んで収穫って名刺だけ?」
背中に打つかる花流の声にパパに抱きついたまま首だけ振り返ると
「藤堂鷹也か」
いつの間に手にしたのか名刺をヒラヒラさせて気怠そうに微笑む花流と目が合った
「あ〜それ私の」
パパの腕の中から抜け出すと蝶のようにヒラヒラ揺れる名刺を取った
「名前もカッコイイよね?藤堂鷹也・・・素敵」
緩ませた頰のまま見上げるとハァと溜め息をついた花流は
「はいはい、花乃の一目惚れね」
頭をポンポンと撫でるとクスッと笑った