運命の相手は学校一の王子様♥
その日、私は勉強がやる気がまったく出なかった。

あっ。

授業は、きちんと聞いていたよ。
そして、学校が終わって帰ろうとすると、正門から女子のにぎやかな声が聞こえてきた。

「冷君、こんな時間にどうしたの?」

「良かったら、一緒に帰る?」

冷が投げ出すように、呟く。

「いらねーよ。俺は、待ってるやつがいんだよ。」
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