銀鏡の恋
この事態を怒りに変えて

他人にぶつけだした

あたしに向かって彼は笑いを堪えながら

『っふふ…

仕事熱心ですね

華奈先生クッ…

休日まで御出勤なんて…』


「あっ…今日…日曜日じゃん

酷い」

っと膨れるあたしに

『可愛いな』


そんなこと真剣に言われると

心持ってかれて何も言えなくなる

彼だって知ってると思う

彼は知ってて態[わざ]と言う人だから

そんな所も好きなんだけど…
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