優しい恋
学園祭の話をしている間に、雨が強くなってきた。
「雨強くなってきましたね」
「そうだね。今日は終わりにしようか」
「はい」
片付けをしようとした時…
ピシャーーーンッッ!!!
雷が鳴った。
「雷も凄いですね」
これじゃ帰れないな…
「雨と雷落ち着いたら送って行くよ」
「え…でも…」
先生に送ってもらうなんて悪いな…
「あの…」
ピシャーーーン!!!
雷の音で、私の声は届かない。
「落ち着くまで待ってよう」
「…はい…」
「待ってる間、音楽室行こう」
「音楽室?」
「行こ」
「はい…」