優しい恋
「すいません、期間限定のまだありますか?」
「申し訳ございません。
本日は売り切れてしまいました」
「そうですか…
期間限定の飲みたいなぁ…」
「あれ?2人でどうしたの?」
振り向くと、林田先生がいた。
「先生ー!どうしたんですか?」
「早く終わったから寄り道」
「先生もカフェ来るんですね!
ここ、よく2人で来るんです〜」
「そうなんだ」
「期間限定の飲みたかったんですけど
今日は売り切れちゃって…」
「先生はカフェオレ飲もうかな」
「私も飲みます!!
先生、一緒に飲みませんか?」
「実菜、先生に悪いって。
同じクラスの人もよく来るんだから
見られちゃうよ」
「先生と話す機会無いし、せっかくだからさ〜。
先生ダメですか〜?」
「じゃあ違うところ行く?」
「違うところ?」
「学校の人は来ないから大丈夫だよ」
「行きたーい!!」
「いいんですか?」
「いいよ。近いから行こう」
「やったー!先生とカフェオレ!
行こう美咲!」
「うん…」