優しい恋
次の日、帰りのHRで学園祭の話をして
私達のクラスはカフェをやることになった。
「カフェ〜楽しみだね!
準備頑張ろうね!」
「頑張ってね」
「先生来たじゃないですかー。
どうかなーとか言ってたのに〜。
最初から来るつもりだったりして」
「どうかなー」
「もう先生!
先生もカフェ来てくださいね!
「行けたらね」
「来るんだ?」
「わかんない」
「・・・来るね〜これは」
「桜井さんも準備頑張ってね」
「はい」
「佐伯さん、おじいちゃん大丈夫?」
「大丈夫です。
安静にしてないといけないけど…
おじいちゃんにも学園祭来て欲しかったな…」
「おじいちゃんのために、写真とか動画いっぱい撮ってあげようよ」
「そうだね〜、おじいちゃん喜ぶね!
ありがとう!
あ、先生も一緒に撮ろうね!
かっこいい先生がいるって自慢するんだ〜」
「はいはい、わかったから。
さようなら」
「先生冷たい。
隠し撮りしちゃうぞ」
「携帯没収」
「えぇ〜」
「実菜、帰ろう。
先生さようなら」
「さようなら」