儚い絆


出産の日まで
翻訳の仕事はやった。

初めて翻訳をした時は、
ドキドキしながら
美弥が読み終えるのを待った。

美弥から
「すごいよっ、叶愛。
やはり、叶愛にお願いして良かった。」
と、言ってもらえた。

それからは、つわりと戦いながら
翻訳の仕事は頑張っていた。

お父さんとお母さんは、
日々大きくなるお腹に
喜んでくれていた。

近所の人には、
何も話してないのに
私の旦那さんは、
事故でなくなった
と、言われているようだ。

隼人のおばちゃんかな
と、お母さんと笑った。

この子には、なんの罪もない
ただ平穏に過ごして欲しい
と、願っていた。





2⚪️⚪️⚪️年9月10日に
息子・・・柊吾(とうご)は、
産まれた。

私と同じ誕生日に・・
‥‥嬉しい‥‥‥

お父さん、お母さんとも
柊吾をとても可愛がってくれていた。
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