儚い絆
私は、美弥からの翻訳の仕事を
そのまま続けさせてもらっていた。
柊吾は、おじいちゃん子で
いつも、お父さんについて回っていた。
そんな柊吾・・
大きな病気をすることはなかったが
風邪を引いて熱をだしたり
お腹を壊したり夜泣きをしたりと
普通の子供がかかる病気は
体験していた。
叶愛は、その度慌てたり、
一緒になって泣きそうになったり
その度に、母親から
「あらあら、ママも一緒になって。」
と、何度も笑われた。
そんな生活のなか
毎回、母親って
すごいなぁって思い
お母さんに感謝して過ごしていた。
そんな柊吾もすくすくと育ち
三歳になった。
そんな時、私にお見合いの話が
沸いてきた。
相手の方は、私より三歳年上の人
仕事が忙しく
結婚の時期を逃してしまったらしい。
相手に子供がいても問題ない
とも言っているらしい。
叶愛は、結婚するきはなかったが
父親から
「柊吾には、父親が必要だよ。
だから、あってみて
叶愛が、この人で良いと思えば
考え見たらいいんじゃないか?」
と、言われた。
「そうなのかな?」
と、思い
美弥にも相談したら
「あって見たら?
柊吾のお父さんのことは忘れて
叶愛自身も幸せにならないと」
って言われた。