儚い絆
私は、ドアのノブをつかみ開けよう・・と
「なぁ・・
俺は、そんなに信頼されていなかったのか?
お前は・・いったい・・俺の」
「信頼?そうですね、わかりません。
あなたがどのように思われているか
わかりませんが・・・
連絡も取れない日々
会う事も許されず
そんな中で
自分の恋人だと思っていた人の
携帯に女性がでて
柊弥は寝ている言う。
ずっと繋がらなかった携帯が
やっと繋がり
ホッとした、あの時私の気持ちが
わかりますか?
いえ、もう無駄ですね
・・・・・それでは‥‥‥。」
と、言い本当に彼の家から出た。
もう、会うことはない。
柊吾ごめんね
あなたとお父さんが
会う事はこれでなくなってしまった。
家に帰りつくと
「ママっ!!!」
と、柊吾が飛びついてきた。
「ただいま、おじいちゃんと
お利口にしてた?」
「うん!じいじとおえかきしたよ。」
「そう。」
と、話ながら家の中に入り
「お父さん、お母さん、ただいま。
お父さん、今日は柊吾を見てもらって
ありがとうございます。」
「「叶愛、お帰り・帰ったの」」
「柊吾は、お利口だったぞ
なっ?柊吾。」
と、父がいうと
柊吾は、嬉しそうに父の膝の上で
笑っていた。
私も柊吾を見ながら微笑み
父と母に
前の会社の上司だった人だし
うまく行く要素もなく
断りが入ると思うと話をした。
父は、何も言わずに
柊吾と遊んでいた。
母は、何か言いたそうだったが
何も語らなかった。