儚い絆
当日父と母は、時間前に出かけて行った。
いると、柊吾が行かない言い出す
いけないので。
その事は、柊弥さんにも話した。
柊弥さんは、
「気を使ってもらってすまない。」
と、言っていた。
「柊吾!準備できた?」
と、聞くと
「うん、できたよ。」
と、走ってきた息子の
手を繋いで柊弥さんの所に
すると、私の後ろに隠れた柊吾に
柊吾の目線に座り
「はじめまして
さがら とうやと言います。」
と、言いながら頭を下げた。
すると・・
「あおやま とうごです。」
と、ペコリとした。
柊弥は、ニコリと笑い
柊吾の頭を撫でて
「今日は、おじさんと一緒に
水族館に行ってくれてありがとう」
と、言うと
「うん。」
と、言った。
彼の車にはいつの間にか
チャイルドシートがついていた。
柊吾は、
「これ、僕の?」
「そうだよ、とうご君のだ。」
「やったー、ママ、僕のだって。」
「良かったね。」
と、柊吾に言いながら
「良かったのですか?』
と、言うと
「ああ、必要だろ
それに買うとき
なんだか、嬉しかった。」
と、言うから
うふふっ、と笑った。
「・・なんだよ。」
「さあっ、行きましょう」
と、言って車に乗った。
私は、柊吾の座るチャイルドシートの
横に乗った。