儚い絆

最初は、たどたどしかった二人が
おじさん・柊吾
と、呼びあって手を繋いで
あちこち、見て回っていた。

お昼は近くの公園で
叶愛が作ったお弁当を食べた。

お昼からは、イルカのショーや
ペンギンのショーを見たりした。

終始、柊吾は楽しそうにしていて

やはり、柊吾には父親が
必要だったのかと
後悔したり、嫌、違うと
奮い立たせたり
1日、叶愛も忙しかった。

帰りの車で
柊吾は疲れて寝てしまった。

叶愛も考え事をしていると
「また、何か考えごとか?」
「えっ?」
「今日は、1日、物思いにふけっていた。
柊吾の父親の事を考えていたのか?」
「父親の事を考えていたか?
は、そうですね。」
「はあっ、お前な?
やっぱり、柊吾の父親が忘れられない。
とか、言うなよ。」
「そうですね。
でも、忘れる事はできません。」
と、言うと
柊弥さんは、黙ったまま運転をした。

もうすぐ、家につくと言うとき
美弥からライン来て
美弥と隼人が、
心配で家にきてくれている、と
車が家の近くつくと
車のチャイルドシートから
柊弥は、柊吾を抱き抱えておろした。

そこに・・・・
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